FOMC金融政策と資源価格

FOMC金融政策と資源価格

FOMC(米連邦公開市場委員会)は定例会合後の声明で、4.5兆ドルの保有資産(QE)の縮小を開始し、10月は100億ドルの縮小から始めると言及しました。
イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、この標準化(保有資産:QEの縮小)プロセスは徐々にかつ予測可能であると述べ、このような緩やかで安定した方法でバランスシート(保有資産:QE)を縮小することは、景気の拡大に影響を及ぼさないことを予想しています。

FRB(米連邦準備制度理事会)はこの決定で、「米国経済が好調であると感じている」と示しましたが、経済条件が変わった場合に改革を進める可能性があると付け加えたていますので、米経済や米株価が予想を超える上昇になれば、米連邦準備理事会(FRB)は、新たな金融政策を推進すると思われます。(具体的には保有資産の縮小額の増加と政策金利引き上げ回数の増加)
現在金融市場では、2017年2017年米国の金利を変わらずに残した。FRB委員会は、今年もう一度借り入れコストを引き上げ、2018年には3回の引き上げを予定している

 

 

FRB(米連邦準備制度理事会)金融刺激策プログラム縮小の影響

金融市場では以前からFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が政策金利引き上げへの強いアプローチや量的緩和(QE)縮小に向かうとの観測がありましたので、金価格は、1362ドル台から1291ドル台まで2週間で下落、特に量的緩和(QE)プログラムの縮小発表時は大幅に下落し、資源関連輸出で特に資源価格に反応を示す傾向の強い豪ドルは急激に下落する展開となりました。

 

金価格とQE縮小の関連性

  1. 資源価格に投資されていたマネーがQE縮小により米ドルの価値が上がるため、金投資から米ドルへと向かった側面
  2. QE縮小により、市中の投資マネーも減少するため、いままで金に投資されていた投資マネーも縮小する側面
  3. 同じ鉱物資源を輸出している、南アフリカランドは影響を受けずに上昇しているため、豪ドルの資源輸出量がいかに大規模でオーストラリア経済そのものに依存しているかを物語っています。

貿易収支 = 資源輸出量 × 資源価格 となるため量が増加しても価格が下落するとオーストラリアの収入が激減するためです。

 

 

参考:保有資産:QE

2008年金融危機により、世界恐慌以来最悪の景気後退に陥ったため、各国の中央銀行は量的緩和(QE)と呼ばれる巨大な景気刺激策プログラムを開始した。
中央銀行が国債や住宅ローン、社債などを市中から買い取ることで国債や住宅ローンなどの債権の金利を引き下げて経済成長を刺激する動きを示したことに伴い、FRBが保有する米国財務省証券と米国の住宅ローン関連証券の残高(バランスシート)は約8000億ドルから4.5兆ドルに増加した。
このプログラムは金利を低下させ、企業や家計の資金借入を容易にするため、経済が刺激されため米国の失業率は2009年10月の 10% のピークから、2017年8月の 4.4% まで着実に下がっています。しかし、低金利により資金需要が伸びたことで株式市場は高水準まで上昇し不動産価格も比較的上昇しましたが、賃金上昇率の伸びが低く株価と不動産価格の上昇、物価上昇に対して賃金上昇が低い状態であることが、QE の最大の問題点です。
※ 低金利は主に機関投資家が市中から資金を吸い上げて株式と不動産投資を軸にしていることが問題の1つで、日本では更に深刻な物価上昇、不動産価格上昇に対して低賃金の状態です

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