ECB(欧州中央銀行)マイナス金利拡大 政策金利を0.0%へ

ECB2016年3月10日

ECB(欧州中央銀行)金融政策

ECB(欧州中央銀行)は長期リファイナンスの新シリーズ(T-LTRO II: targeted longer-term refinancing operations)を発表しました。

(1) マイナス金利を0.3%から0.4%へ拡大
(2) 政策金利を0.05%から0.0%へ低下
(3) 資産購入プログラム(AAP)に、企業部門購入プログラムを追加し(CSPP)、月600億ユーロ(約7兆5千億円)から月800億ユーロ(約10兆円)へ拡大
(4) 政策金利による金融刺激策は一旦終了(新たな金融刺激策を実施する可能性があります)

※ 資産購入プログラム(AAP)は日本の量的緩和政策に相当します
※ 企業部門購入プログラム(CSPP)に関する技術的な内容いずれ発表するとしています

 

 

金融政策強化

ECB(欧州中央銀行)のマイナス金利はECBに銀行が資金を預け入れる場合、法定準備金を超える部分に対して受け取る金利のことで、マイナスの預金金利は、金融機関が超過準備をECBに預けると、逆に支払いが発生することを意味します。
このため、金融機関はECB(欧州中央銀行)に資金を預けずに市場へ融資先を求めることが要求されます。
ヨーロッパでは日本と同様にデフレ経済に陥っているため、デフレ克服のために金融機関に対して民間企業や家計への融資業務を拡大させる方針となります。

更に、資産購入プログラムでは新たに企業部門購入プログラムを追加し(CSPP)、月600億ユーロ(約7兆5千億円)から月800億ユーロ(約10兆円)へ拡大し、市中に貨幣を供給する流れを加速させ、貨幣増加から購買意欲の改善に取り組むとしています。

 

 

金融市場への影響

2014年9月から始まった、T-LTRO (マイナス金利の開始)では大きな効果が得られず、ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁は金融政策の強化を示唆していたため、金融市場では主要通貨が買われています。
当初から金融市場では、新たな金融政策である T-LTRO II が発表されず、現状維持への警戒感が強かったため、ECBのユーロ圏経済成長への取り組みを好感してユーロが買われているとともに、ドラギ総裁は今回で政策金利による金融刺激策に対して、一旦終了すると言及したためユーロは上昇しています。
(ECB→政策金利による→金融刺激策→一旦終了→示唆→金利差の魅力低下→終了→ユーロ買われる)

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