米金融政策の転換期を振り返る

Oilwti2016年1月12日

米金融政策の転換期

FRB(米連邦準備理事会)が行ってきた、継続的な低金利や大規模な金融緩和(Q1:QE2:QE3)により市中に供給された資本が中国の企業や新興国の企業、資源商品などへ投資され、中国株や資源価格は上昇していましたが、2014年10月には、大規模な量的緩和は終了し、2015年12月には政策金利を引き上げへと転じました。(中国を含めた新興国の企業は低金利の米ドルを借入れをしていた)
特に資源価格の下落は、米量的緩和終了前後から急激に下落し始め、米政策金利引き上げ観測時期からは、更に下落し、現在の1バレル30ドルまで下落しています。
2015年12月の米政策金利引き上げは、通貨レートに反映されますので、金融市場は低金利で米ドルを調達して、主要株価や新興国、資源商品(コモディティ)へと投資されていた投機マネーが逆流し、新興国を始めとして、主要株価や通貨は下落する結果となりました。
(米低金利を背景とした米ドルで→主要株価/新興国/資源→投資→米政策金利引き上げ→米ドルへと→逆流→主要株価/新興国/資源投資→下落の可能性へ)

 

 

原油価格大幅に下落

米金融政策が原油価格とほぼ連動した値動きをしていますので、低金利政策や量的緩和による投機マネーが、原油市場に投資されたため上昇し、この投機マネーの引き上げから原油価格が下落していることを示しています。
資源価格や為替市場では80%近くが、投機マネーにより取引されていますので、経済動向を先行把握した、金融市場では投機マネーが大きな存在で市場の値動きを動かすことになります。

 

 

新興国の海外からの借入額は増額する

多くの新興国は米ドルやユーロ、円を借入て自国のインフラ設備や企業への投資をおこない経済を成長させていますので、米政策金利の引き上げは、米ドルの借りて側は政策金利引き上げ分の借入金利の上昇が発生するため新興国の通貨は下落します。
その返済額は下落した分だけ借入額が比例的に増加するため、新興国では通貨下落の加速を招きます。

 

 

■米量的緩和
QE1
(2008年11月~2010年6月)
1兆7,250億ドル

 

QE2
(2010年11月~2011年6月)
6,000億ドル

 

QE3
(2012年9月~2013年12月)
850億ドル

 

QE3緩和逓減
(2014年1月~2014年10月)
750億ドル~150億ドル~終了

 

 

■金市場への影響
QE(量的緩和)の終了と米政策金利引き上げは、資源価格と新興国、特に南アフリカランドの下落を招きました。
2016年は米金融政策金の転換期にともなう影響は、資源商品市場や世界の株式市場、新興国に混乱をもたらす可能性が高いと予想されます。

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