中国製造業PMI【2月】(中国国家統計局発表)

中国PMI2016年3月1日

中国製造業PMI【2月】(中国国家統計局発表)

[ 結果 ] 49.0ポイント (評価:ネガティブ)
[ 前回 ] 49.4ポイント
[ 予想 ] 49.4ポイント

[ 新規受注指数 ] : 48.5ポイント(青線)
[ 生産 ]: 50.2ポイント(黄線)
新規受注/生産は中間ポイント50.0を上回る結果となりましたが、PMI(総合)では、依然として中間値の50.0ポイントを小幅下回っています

 

 

中国PMIサブインデックス2016年3月1日

中国製造業PMIサブインデックス

・新規輸出指数 : 47.4ポイント
・新規輸入指数 : 45.8ポイント
・雇用 : 47.6ポイント
・在庫 : 48.0ポイント

■サブインデックス4項目において、中間値50.0ポイントを下回り、中国の景気悪化は続いています。
海外からの需要や中国国内で使用する製造品の需要は低水準で推移していますので、中国国内では市民の物の購買需要はありますが、その物の生産に使用する製造機器の需要は不安定であることを表しています。
※ 中国への外需減少から中国の海外からの製品新規受注や中国国内での製造製品の減少して推移しているため、中国経済成長への下方圧力が強くなります

 

 

中国当局の対応

中国人民銀行は、中国経済が下方圧力にさらされていることを十分に認識しており、2月29日に預金準備率(金融機関から預金を強制的に預かる比率) を 0.5%引き下げると発表しました。
これは、預金準備率引き下げて金融機関の中央銀行へ強制的に預け入れなければならない資金量が減らし、各金融機関の手持ち資金が増加させて、多くの企業や家計へ融資する融資額を増加させる金融政策です。
この金融政策の効果は、企業の経済活動を後押しすると伴に、家計の不動産を始めとして購買力への先行期待から中国の経済を成長させる金融政策となります
(各金融機関の→中央銀行への資金預け入れ義務→引き下げ→金融機関の手持ち資金増加→中小企業への→融資増加→経済活動を後押し→期待→企業収益→増加へ期待→中国の経済成長期待へ)

参考 : 中国人民銀行が預金準備率引き下げへ

 

 

PMIの影響

総合PMIは50.0ポイントを下回り、新規受注や生産は過去の値と比較すると低水準に位置していますので、中国の経済減速傾向を表しています。
この点から、中国の原油消費量の減少観測が強くなり原油価格の下落への警戒感が高まります。
一方で、中国人民銀行が預金準備率を引き下げたため、PMI悪化の影響は金融市場で反映されず、預金準備率の引き下げの効果が上海総合指数を始めとして、主要株式市場の上昇へ好感されています。