中国経済指標と金融市場の動向

中国鉱工業生産2015年12月13日

■中国鉱工業生産【11月】
[ 前年同月比 ] : +6.2%  評価:ややネガティブ
  (前回数値:+5.6%  事前予想:5.7%)
※ 前回数値/事前予想を上回る結果となりました

 

 

■前回数値から0.6%増加し11月の中国鉱工業生産は安定した数値となりましたが、過去の2012年や2013年の11%台~9%台の高い水準で推移していた時期と比較すると、現在は5%台~6%台と低水準で推移していることになります。
これは、中国での製品製造の減速傾向を意味し製品製造の減速は、中国からの海外への製造製品や中国国内で使用する製造品の減少の2つの側面があります。
※ 中国への外需減少から中国の海外からの製品新規受注や中国国内での製造製品の減少、生産活動が低水準で推移しているため、中国経済成長への下方圧力が強くなります

 

 

■中国粗鋼生産量【11月】
[ 前年同月比 ] : -1.6%(減少)
[ 前年同期比 ] : -2.2%(減少)

世界の鉄鋼生産の約半分を生産する中国の粗鋼生産量は依然として減少しており、今後も鉄鉱石価格の下落が予想されます。
粗鋼 = 鉄鉱石などからつくる「鋼」の生産量。粗鋼から自動車や家電、建築資材など様々な製品の材料に使われるため、鉄鉱石などの価格変動に影響します。

 

 

 

中国小売売上高2015年12月13日
■中国小売売上高【11月】
[ 前年比 ] : +11.2%
  (前回数値: + 11.0%  事前予想:11.1%)

中国国内の小売需要は安定して改善の兆しを見せています。
一方で、中国国内で使用する製造品の需要は減少不安定で低水準に位置していますので、中国国内では市民の物の購買需要はありますが、その物の生産に使用する製造機器の需要は不安定であることを表しています。
市民の物の購買需要と工業用の製造製品の需要の違いに注意が必要となります。

 

 

■金融市場への影響
中国鉱工業生産【11月】と中国小売売上高【11月】は前月から増加し、小売売上高は今年最大の伸び率となりました。
一方で、中国粗鋼生産量【11月】は前年から減少していますので、金融市場は年間スパンでは低下傾向であるものの、月単位のスパンでは安定した結果と捉える可能性があります。
中国経済に対して中長期的判断は低下傾向の認識が強いですが、短期的な月単位ベースでは安定していると捉えると、最近の資源価格の下落から発生している下落に対して一時的に、安定感をもたらす可能性がありますが現状の金融市場は不安定な状況に位置しています。
ただし、この安定間を計るには資源価格、特に原油価格を中心に鉄鉱石、金などの価格変動を見ていくことが必要です。
※ 現在の金融市場では、今回の中国経済指標の上昇結果を一時的なもの中長期的には下落両方を織り込むことを想定しています

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