中国消費者物価指数(CPI・PPI) 【8月】

中国CPI2015年9月10日■中国CPI(消費者物価指数)【8月】
[ 消費者物価指数CPI:前年比 ] 
  (+)2.0% (前回数値: + 1.6%  事前予想:1.8%)
  
[ 生産者物価指数PPI:前年比 ] 
  (-)5.9% (前回数値: - 5.4%  事前予想:5.6%)

 

 

■中国CPIとPPIが大きく乖離
インフレ率は +0.2%上昇し、+2.0%となりましたが、豚肉(19.6%)と野菜(15.9%)値上がりしたため、CPIが前年比 2.0% へと上昇しています。
これは、本来の購買活動による物価上昇(需要と供給の原則による価格上昇)ではなく、豚肉と野菜の価格が急激上昇したための物価上昇であると捉えることができます。

PPI(生産者物価指数)は、物を生産する生産側の製造に必要なエネルギー価格、加工費、原材料、製造設備など製造による原材料価格変動の視点でみた製品の価格となります。
PPI(生産者物価指数)が、-5.9%へと6年間で最大の落ち込みとなりましたので生産者物価指数(CPI)と消費者物価指数(PPI)の乖離は、7.9%と大きく開きました。

 

 

■中国CPIとPPIが示すもの
(A)PPI(生産者物価指数)製品価格は下落していますので、製品に必要な原材料価格が大きく下落していることを示しています。
これは、製品製造が減速し需要と供給の原則から現在量価格が下落しているため、製品が売れていないことを意味しています。
(PPI→低下→現在量価格→下落→需要と供給の原則→製造が減速し→必要な原材料→需要減少→原材料価格→下落)
※ 最近の原油価格、鉄鉱石価格の下落が製造の減少を意味しています

 

(B)PPI(生産者物価指数)が-5.9%へと低下しているため、中国の預金金利を大きく下回っています。
このため、投資資本は製造業の生産設備への投資より預金へと資本が流れることになりますので、製造業よりも安定した預金が優先される傾向が強まるため、企業では現時点で生産設備を増強するよりもキャッシュフローをストックし預金へと資本を回します。

(C)・・→(A)と(B)から中国の製造業は低迷していることを示しています。

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