中国から資本流出が加速

上海総合指数2016年1月7日

■上海総合指数は、245ポイント下落し(-7.32%)大幅下落しています。
中国からの資本逃避(流出)が顕著に表れていることになります。

[ 上海総合指数 ] (中国株の動向を表す代表的な指数)
終値 : 3,115ポイント
(245ポイント下落 : -7.32%)

[ ハンセン株価指数 ](主要50銘柄を時価総額加重平均で算出した株価指数)
終値 : 20,333ポイント
(647ポイント下落 : -3.09%)

 

 

中国人民元2016年1月7日

■中国人民元は2015年8月から、対ドルで下落が続いています。
中国へ投資されていた資金が中国国外へ逃避しているため、人民元の基準値は下落方向へと進んでいます。

 

 

■中国株下落と人民元下落の背景
(1)米金融政策の転換点
FRB(米連邦準備理事会)が行ってきた、継続的な低金利や大規模な金融緩和(市場への貨幣供給)により市中に供給された資本が中国の企業や新興国の企業、資源商品などへ投資され、中国株や資源価格は上昇していましたが、2014年10月には、大規模な量的緩和は終了し、2015年12月には政策金利を引き上げへと転じました。(中国を含めた新興国の企業は低金利の米ドルを借入れをしていた)
特に資源価格の下落は、米量的緩和終了前後から急激に下落し始め、米政策金利引き上げ観測時期からは、更に下落し、現在の1バレル32ドルまで下落しています。
2015年12月の米政策金利引き上げは、通貨レートに反映されますので、金融市場は低金利で米ドルを調達して、主要株価や新興国、資源商品(コモディティ)へと投資されていた投機マネーが逆流し、新興国を始めとして、主要株価や通貨は下落する結果となりました。
(米低金利を背景とした米ドルで→主要株価/新興国/資源→投資→米政策金利引き上げ→米ドルへと→逆流→主要株価/新興国/資源投資→下落へ)

 

(2)中国では、2014年11月以降 6度目の政策金利引き下げを実施しましたが、大きな効果は見られず、金融市場では中国の経済成長期待から減速警戒へと変わり、中国株は大きく下落しています。中国経済が成長しな理由の1つに。上記(1)からくるから中国への資本投資の逆流も経済成長を妨げている側面があります。

 

(3)金融市場では、投資による為替変動が約80%~70%影響する状況です。(実際の実需量と投資取引量により、さらに変動します)
このため、米低金利政策や米大規模な金融緩和の投資先として中国企業や主要株価、資源へ膨大な資本が流れ込んでいましたが、2014年10月~2015年12月の期間で米金融政策が転換期を迎え、世界経済に大きな影響を与えていると予想されます。

 

■IMF(国際通貨基金)は警鐘を鳴らしてる
多くの新興国は米ドルやユーロ、円を借入て自国のインフラ設備や企業への投資をおこない経済を成長させていますので、新興国の通貨が下落すると、その返済額は下落した分だけ借入額が比例的に増加するため、新興国では通貨危機やさらなる新興国通貨下落を招きます。
参考 : 2016年 世界経済成長は 「失望」 の年

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