貿易摩擦と強い中国収支 [2018年7月13日]

 

 

貿易摩擦と強い中国収支の結果 [2018年7月13日]

アメリカは6月1日から中国からの輸入製品、鉄鋼・アルミニウム製品の輸入制限を発動し、中国は米国からの豚肉・ワインなど製品に報復関税を課しました。
その結果、3月期中国貿易収支は輸出が減少し、マイナス圏へと減速しましたが、2018年1月期~6月期の(6月間)貿易収支で、米国向け輸出は 14%増加(2177億ドル)、輸入は 12%増加(840億ドル)の 1337億ドルの黒字、中国のアメリカ向け輸出が拡大していることを示しています。
6月単体では中国から米国向け貿易収支は 2億9000万ドルを計上し、5月の246億ドルの黒字を 17%上回り、6月から始まった米国による追加関税の効果はみられず、2018年6月期の米中双方の追加関税の規模は小さくその影響は大きく現れていないことになります

※ 知的財産権侵害や米企業への技術移転強要に対抗し措置も表明

 

7月6日には、アメリカと中国がお互いの輸入製品に対して(340億ドル相当分) 25%の追加関税を発動し、さらにアメリカは 160億ドル分の輸入製品に 25%、2000億ドル分の輸入製品に 10%の追加関税を発動すると公表しています。

 

時系列

  • 6月期
    米国側:鉄鋼製品 25% アルミ製品:10%
    中国側:豚肉・ワイン 30億相当

  • 7月期
    米国側:340億ドル相当の輸入製品に対して 25%
    中国側:340億ドル相当の輸入製品に対して 25%

  • 今後
    米国側:160億ドル相当の輸入製品に対して 25%
        2000億ドル相当の輸入製品に対して 10%
    中国側:公表待ち

 

ピックアップ

今後のアメリカの追加関税の規模が大きくなっていますので、警戒感が強まっています。
アメリカと中国は必要な輸入製品に対して、関税が上昇するため国内の物価上昇と経済拡大の停滞を伴います。オーストラリアや日本は中国・米国に輸入をしているため経済的ダメージを受ける可能性があります。
そのため、オーストラリア・アメリカ・中国・ユーロ圏の経済成長停滞への警戒感は強く、企業利益を圧迫するため主要国の平均株価も上昇拡大を圧迫されている状況下です。

今後、7月から始まった双方の関税の影響が数値にどこまで反映されるかや、規模の大きい2000億ドル規模の追加関税が発動されると、値動きに対して急激な影響が現れると予想されます。

ランキングに参加しています!
にほんブログ村 為替ブログへ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください