豪準備銀行(RBA)金融政策発表[2018年10月期]

豪準備銀行(RBA)金融政策発表[2018年10月期]

豪準備銀行(RBA)は政策金利を 1.50%で据え置くことを決定しました。

  • 経済成長率:2018年と2019年の成長は 3%を上回ると予想を維持
  • インフレ率:2018年は予想以上に低くなると予想(ネガティブ)
         :2019年・2020年のは2%より少し上昇
  • 貿易条件:商品価格の上昇により、最近2年~3年増加、今後減速すると予想されますが、比較的高い水準にとどまる可能性が高い

 

 

政策金利状況

RBAは 26ヶ月間金利を据え置いています。
コンセンサス(市場の考え/市場の合意)は、RBAが現状の低い政策金利がオーストラリア経済に必要で政策金利引き上げを急がず、現在の低金利が心地よいと予想されています。

 

 

住宅市場と政策金利

  1. シドニーとメルボルンの住宅市場は引き続き下落状態で、全国的な賃料の低下は依然として続いています。
    住宅投資の需要は著しく減速し、オーストラリア全体の住宅市場が低迷しています。
    この住宅市場の低迷は住宅市場から生み出される、多くの消費(住宅資材・家財・電化製品など)と雇用(建築する作業員)が失われるため、RBAは住宅ローンに必要な低金利政策を継続する必要に迫られていています。
    住宅市場の低迷は政策金利を据え置きする大きな要素となるため、RBAは 年単位のスパンで政策金利引き上げ困難であると予想されます

     ・アデレードとブリスベンの価格は横ばいに見えており、間もなく本格的に下落する可能性がある

     ・住宅価格は最終的に 12%下落する可能性があり、少なくとも30年間で最も長くそして最も深刻な住宅不況になる可能性がある

  2. さらに家計の高い債務の水準や低い賃金率から、2020年以降も政策金利引き上げが出来ない状況が発生し始めています。
    住宅ローンの利率が下がっていますが、過去のオーストラリアでは不動産ローン負担から家計の債務残高が高く、RBAが政策金利を引き上げると、家計へ融資をしている金融機関も貸出金利を引き上げるため、現状家計への負担を増加させることが出来ないために政策金利引き上げ困難な状況です。
    家計負債が高いと家計の消費が減少するため、家計負債が高い水準で推移すると 2020年以降も政策金利は据え置かれると思われます。
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