豪準備銀行(RBA)議事録 公表[2017年12月期]

豪国内経済状況

  1. 賃金指数が賃金の伸びが低率で推移していると引き続き示唆しています。
    労働市場の状況は引き続きプラスで、前年と予想よりも好調に推移し10月期の雇用は少し増加し、前年度の平均成長率をかなり上回っています。
    フルタイムの雇用は急激に上昇し、これは10年ぶりに最も速いペースで成長しており、10月期失業率は5.4%へと低下、2013年以来の最低水準で安定しています。
    労働需要の先行指数は、今後数四半期にかけて雇用の伸びが平均以上になると示唆しています。

  2. 家計消費の構成要素では家計消費の伸びが緩やかになったことを示し、現在12月の消費の伸びも緩やかな状況が続いていることを示唆している。

  3. 住宅投資は、前年の水準に対しては下回ったままで、今後予定されている建設件数の数値をデータをもとにすると宅投資は来年も高い水準に留まる(2016年よりも低い)ことが予想される一方で、豪GDPに対しては実質的に貢献する可能性は低いと言及しています。

  4. 非鉱業部門(サービス部門)の業況が前年度平均を上回っており、非鉱業利益が増加していることを確認しています。
    非鉱業部門(サービス部門)への事業投資は9月期にさらに上昇しているように見え、継続的な成長の見通しは好調です。
    投資の意向は、特にビジネスサービス部門で高く、設備稼働率の調査尺度は平均を上回っていた。鉱業投資は9月期にはほとんど変化がなかったようだが、今後数四半期には減速が予想されている。

 

金融市場

  1. RBAは低水準の金利がオーストラリア経済を支えている現状から、高い水準の豪ドルは、現在予想されているものよりも国内経済活動およびインフレの回復が遅れることを警戒しています。
    これは、オーストラリアの貿易収支がプラス圏で維持するために必要な条件の1つで、過去に31ヶ月続いた赤字(マイナス)貿易収支が最近プラス圏で推移しているのも、豪ドルが対米ドルで下落しているためです。

  2. 家計収入が緩やかに増加している状況下で、家計債務水準が高いことは消費量の伸を減速させ、家計消費の見通しは大きなリスクを持っています。

  3. RBAは上記の点から低金利を継続する必要があると言及しています。
    政策金利を引き上げると金利差を魅力とした投資マネーが豪ドル買いにつながり、豪ドルが上昇すること。
    政策金利引き上げは借入コストを上昇させるため、住宅ローンで高い債務を余儀なくされている家計はさらに支払債務が増加することを意味するため、家計消費を悪化させるとし、政策金利は当面据え置きされる可能性について言及しています。
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