豪準備銀行(RBA)議事録 公表【2017年3月期】

豪準備銀行(RBA)議事録 公表

  • 最近のデータは、住宅市場に関連するリスクの蓄積が示唆され続けている
  • 家計の負債の伸び率は、家計収入の伸びよりも速度が速い
  • 豪ドルの上昇は懸念材料であり、鉱業投資のブームが衰退するにつれて、高値の通貨は経済の調整を複雑にする

 

豪準備銀行(RBA)は、

  1. 議事録で住宅市場に関連するリスク
  2. 家計収入の上昇率低下

この2点について言及しています。

 

 

 

住宅市場リスクと限定的地域

議事録は、失業率の上昇と消費の減少の組み合わせによるショックをどのように解決するかについて懸念を強調しています。
RBAは、最近のデータが「住宅市場に関連するリスクの蓄積があったことを示唆し続けている」と警告していますが、「最近数ヶ月間に建築許可が大幅に減少したにもかかわらず、パイプライン(LNG輸出)での相当量の経済効果が、住居投資を継続させる可能性があります。

オーストラリア統計局のデータは、第4四半期に住宅価格が 4.1%上昇したことを示してています。

シドニーの価格は前年比 10.3% 上昇し、メルボルンは 10.8% 上昇したが、対照的に、住宅価格と賃料はパースで2年ほど落ち、ブリスベンではアパート価格が下がっているため、RBAは、住宅リスクに対しては東海岸を中心であると限定し、他の地域の住宅リスクは低いという点を指摘しています。

 

 

 

オーストラリアの賃金

オーストラリア国内では弱い賃金上昇が家計需要を圧迫し、記録的な低水準の賃金上昇率であるため家計の支出が増え続けることはないと予想されています。
今後不動産市場や個人消費が減速する可能性があります。
「オーストラリア経済は好調に推移していますが、国内では弱い賃金上昇が家計需要を圧迫している」と結論付けることができます。

 

 

経済的ジレンマ

豪準備銀行(RBA)は、経済がより速く成長することを望み、失業率を現在予測されているよりも少し早く下げたいが、しかし、金融政策を通じてそれを達成しようとすれば、人々はより多くの資金を借りやすく奨励されるため、住宅価格の上昇圧力がかかる。そのため、不動産価格の上昇は低い個人所得に対して賃料比率(家計債務の増加)が拡大し家計を大きく圧迫するので個人消費を低迷させる大きな要因となります。このことが現在のオーストラリアの大きなジレンマであることを表しています。

RBAの低金利政策が不動産市場や多くの企業の経済活動を上昇させ、豪GDPを成長させましたが、一方で消費者の所得や賃金上昇率は低下し、消費は低下していることが最大の課題と豪ドルの値動きを知るうえで重要な争点となります。

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