豪準備銀行(RBA)議事録 公表【2017年11月期】

オーストラリア経済状況

豪準備銀行(RBA)は、企業による徹底的なコスト削減が、賃金の伸びを過去最低水準にし、経済を鈍化させたと言及しました。
インフレ率は 1.8% へと低下し小売部門の競争圧力が引き続き物​​価上昇を抑制したため、小売価格を中心にインフレ率は低くなっています。(小売部門における企業の徹底的なコスト削減から果物や野菜などの価格は予想以上に下落)

RBAは、インフレ見通しは高い競争圧力の持続、賃上げの見通し、賃金コストが高値に流れるスピードに影響されると指摘し、競争圧力が食品や小売業者のコスト構造を縮小させるビジネスモデルを導いていることを確認するとともに競争圧力はしばらくの間続くと予想しています。(CPIと賃金率上昇は当面低いままであると言及)
経済活動の指標を見ると、小売売上高が弱く、消費の伸びは依然として不確実な家計所得の伸びの見通しに依存しています。(賃金の低成長はインフレ率と低金利を意味します=デフレ)

液化天然ガスのプロジェクトの遅れや一部の現場での生産が減少したため輸出が減少する可能性がありましたが、石炭出荷量が増加したために輸出量は9月期の輸出は増加しました。
環境問題に対処するために中国が鉄鋼生産の減産を発表したことにより、中国への鉄鉱石輸出がやや減少すると予想されていましたが、それにもかかわらず、オーストラリアの貿易条件は2016年初旬から順調に推移しています。

※ 企業による小売競争の激化が賃金を削減しており、個人所得の低下を招いていることに警戒感を示しています

 

 

オーストラリア金融政策

2016年・2017年の非鉱業の事業投資は予想以上に増加したものの、家計消費と住居投資の伸びは、2016年11月時点の予想よりも低くなっていることや、2016年後半以降の労働市場で賃金の伸び率は予想よりもやや弱く、インフレ率の上昇率は予想を下回っています。
住宅市場の状況は、すべての主要都市でゆるやかに下落し(メルボルンのみ上昇)、賃貸料の伸びは抑えられ、住宅信用(住宅ローン)の増加は、家計収入の伸びよりも速いものの少しゆるやかになっていますが、家計の高負債および高負債に関連する中期的なリスクが存在します。

豪準備銀行(RBA)はオーストラリア経済や住宅ローンや高い家計負債、低い賃金上昇率などから経済の持続的な成長とインフレ目標を達成するために、当面政策金利を 1.5% にすると示しました。

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