トルコ経済クラッシュの可能性 2018年8月14日

トルコ経済の債務増加

トルコ企業とトルコ金融機関は外貨を激しく借り入れているため、リラの下落は海外への返済額は増加が、トルコ経済の大きなダメージを与えています。
特に、トルコはユーロ圏とアメリカからの借入が多く、トルコリラがユーロと米ドルに対して下落すると下落率分の負債金額が増加するので、ユーロ圏ではECB(欧州中央銀行)が、スペイン・イタリア・フランスの金融機関にトルコの変動リスク(エクスポージャー)にECB(欧州中央銀行)の警戒感を発しています。

コンセンサス(市場の考え/市場の合意)

「リラがさらに弱体化すれば、トルコは下落に直面し、トルコ債権がデフォルトに陥る可能性がある」「トルコリラの下落ががトルコ国内の、一部の企業に米ドル建て債務不履行を引き起こし、ドミノ効果を引き起こす可能性があると警告した。」警告されています。

ドイツのメルケル首相は、「トルコの問題が悪いローンにさらされたスペインやイタリアの銀行への損失が欧州連合(EU)に問題を巻き起こす可能性がある」との欧州首脳の懸念が高まっていることを表明。

トルコの企業債務 4700億ドルは非常に脆弱で毎年2000億ドル相当の返済(償還もしくは借換)があり、債務額は膨大に膨れ上がっています。
為替市場では欧州へのダメージ可能性を評価し、世界規模で低金利を活用し新興市場国へ投資している金融危機に対して危険性が取りざされ始めています。

スペインのBBVA、トルコで大規模な事業を行っているイタリアのUniCredit、フランスのBNPパリバなど、欧州の金融機関は、リラ変動リスク(エクスポージャー)に警戒感を表明、インフレを抑制し、投資家がリラを売却するのを抑止するため、危機を緩和する必要があると表明しています。

 

通貨下落と債務増加の計算

トルコリラが米ドルに対して 5.00ドルから 7.00ドルまで下落すると、5.00ドル返済で返済していた債務が、7.00ドルへと跳ね上がるので、トルコの民間企業や金融機関はトルコリラの下落が債務の増加となります。
7.00 ÷ 5.00 = 1.4倍 トルコリラで返済すると 1.4倍になります。

ランキングに参加しています!
にほんブログ村 為替ブログへ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください