トルコ政策金利 24%へ 大幅利上げ [2018年9月14日]

トルコ政策金利 24%へ 大幅利上げ

トルコ中央銀行(TMBC)は、政策金利を 6.25%引き上げ 24%へ大幅利上げを実行し、インフレ沈静化へ向け取り組む金融引き締め表明しています。

  • 内需の減速は加速するものの、外需は力強さを維持している
  • 価格動向の悪化は、国内需要の低迷にもかかわらず、引き続きインフレ見通しの上昇リスクを引き起こしている
  • インフレ期待、最近の金融政策決定の遅れ、財政政策の再調整プロセスへの貢献、インフレに影響を及ぼすその他の要因を注意深く監視し、必要に応じて更なる金融引き締めを行う

 

ピックアップ

現在のトルコは、国内での消費が低迷しているにも関わらずインフレが異常に上昇している状況にあります。
この点は、非常に問題で消費が低迷すると通常日本のよにデフレに陥りますが、国内需要(消費)が無い状況で過度なインフレ上昇はトルコリラ通貨の価値が大きく下落し、物を買うにも多額の貨幣用を要しています。(根本的な通貨価値の下落を意味し、政策金利引き上げは投資マネーを引き寄せますが価値を上げるには困難です)
トルコのGDPだけを見ると、ファンダメンタルズは良いように見えますが実際にはそうではなく、トルコ国内消費の弱さや対外債務が大きな問題で政策金利引き上げでは問題が解決しない状況です。(メディアやセミナーで語られることが無い)

コンセンサス(市場の考え/市場の合意)では、今回の政策金利引き上げは通貨安防衛とトルコ中央銀行の独立性表明を念頭に置いた金融政策で、トルコの対外債務や経済、国内需要が成長するものではないと予想されています。

※ トルコ経済は外部からの資金調達に大きく依存し、特に米ドルからの借入依存度が高く、米ドルの上昇もしくはトルコリラの下落は、米ドルに対しての返済額が増加するため、国際収支が悪化します。
これが、トルコ政府の財政悪化とトルコ民間部門の貧弱性の増加を意味しています。

 

 

トレンド

月足ではレジスタンスラインに沿った下落が18年間進行中です。
下落進んだ値幅分対外債務も増加し、下落スパイラルに陥っていますので、政策金利引き上げだけ月足の下落トレンドを転換させるには困難である可能性が高いと予想されます。

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