トルコ信用格付け格下げへ 2018年8月18日

トルコ信用格付け格下げへ 

  • 格付け機関S&Pグローバルレーティングス(S&P)が、トルコ信用格付けを 「BBマイナス」 1段階引き下げ 「Bプラス」 へと引き下げ、見通しは「安定的」で据え置き
  • 格付け機関ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、「Ba2」「Ba3」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」へと変更

 

信用格付け = 各国政府や政府機関などが発行・保証する債券に対する信用度
格付け見通し = 中長期的な格付けへ変更の可能性を意味します

 

格付け引き下げの要素

  1. トルコリラの急落
  2. 今後インフレ率が22%への上昇
  3. リラ安による対外債務支払の増加

 

解説

トルコは、米ドルやユーロを借入て自国のインフラ設備や企業への投資をおこない経済を成長させていますので、自国通貨が下落すると、その返済額は下落した分だけ借入額が比例的に増加するため、通貨危機を招きます。
トルコ経済は外部からの資金調達に大きく依存し、特に米ドルからの借入依存度が高く、米ドルの上昇もしくはトルコリラの下落は、米ドルに対しての返済額が増加するため、国際収支が悪化します。
これが、トルコ政府の財政悪化とトルコ民間部門の貧弱性の増加を意味しています。

物価の価値(CPI)の上昇は言い換えると貨幣価値下落がしているため、貨幣に換算した物の価値が上昇しています。
それだけ、大量の貨幣が市場に出回り、貨幣価値が下落していることを現していますので、対外債務が多いトルコでは消費者物価指数の上昇とトルコリラの下落の相乗効果で、経済が悪化するスパイラルに陥っています。

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