トルコリラ急落へ 2017年12月15日

トルコリラ急落の原因

トルコ中央銀行は後期流動性(事実上の上限金利)の貸出金利を 12.25%へと 0.5%引き上げると発表しました。
他の3つの政策金利、週間物レポレート金利、翌日物貸出金利、 翌日物借入金利は据え置かれました。

週間物レポ金利は 8%、翌日物貸出金利は 9.25%、翌日物借入金利は 7.25% に据え置かれたました。
当初金融市場では、トルコ消費者物価指数(CPI)が、12.98%[前年比] まで上昇したため、政策金利(週間物レポ金利)が引き上げられると予想されていましたが引き上げられず急落しています。

金利が現行維持のため金利差の魅力を意識した買いが少なくなったことや、消費者物価が上昇し過ぎているため通貨価値自体が下落しているこがあげられます。
この通貨価値下落や消費者物価指数の上昇を防ぐための手段として政策金利引き上げが予想されていましが、金利が引き上げられず急落しています。

トルコではエルドアン大統領がトルコ中央銀行に対して利下げ圧力とも捉えられる発言が頻発しており、トルコリラは下落トレンドが進行しています。

エルドアン大統領「私は、為替レートがすぐに正しいバランスを達成すると信じています。」  「短期的な操作によって金利を引き上げるという圧力を正当化しようとするのは、役に立たない」と発言しています。この発言には根拠があり、政策金利が上がると企業借入や家計借入のコストが上昇し、経済成長を損なうと、考察しているためです。

 

トルコ中央銀行政策金利(基準設定方針)

トルコ中央銀行が設定する政策金利

  1. 週間物レポレート金利
    主要政策金利で1週間後に決済する条件で資金を供給する金利で上限と下限の中間に位置し主要な政策金利
    翌日物貸出金利(上限金利)と翌日物借入(下限金利)の間で週間物レポート金利が推移することが多い

  2. 翌日物貸出金利(上限金利)
    翌日に決済する条件で中央銀行に資金を預入する際の金利

  3.  翌日物借入(下限金利)
    翌日に決済する条件で中央銀行から資金を調達する際の金利

  4. 後期流動性
    商業銀行の資金調達の約90%で利用されいるため事実上の上限金利として設定される金利

※ 週間物レポレート金利、翌日物貸出金利(上限金利)、翌日物借入(下限金利)がトルコ3つの政策金利として設定されています。

マネーパートナーズ
ランキングに参加しています!
にほんブログ村 為替ブログへ

コメントを残す