オーストラリア4大銀行格下げ(ムーディーズ)

オーストラリア4大銀行格下げ(ムーディーズ)

格付機関ムーディーズは、オーストラリア住宅市場について警戒して大手の4大銀行と他の8つの金融機関の格付けを引き下げました。
・ANZ銀行(オーストラリア・ニュージーランド銀行)
・Westpac(ウエストパック銀行)
・CBA(コモンウェルス銀行)
・NAB(ナショナル・オーストラリア銀行)

 

ムーディーズの声明

ムーディーズの声明によると、急激な住宅価格の下落を予想していないませんが、高い水準の負債と急激な信用の拡大というリスクを無視できず、貯蓄率の低下、家計のレバレッジの上昇(負債の上昇)、利払いや投資ローンの上昇の増加が全てリスクであると言及しています。
金融監督当局(APRA)は、オーストラリア人が記録的な負債を取っている一方で、賃金は上昇せず、全雇用も不完全であると懸念を表明しています。

現在、豪準備銀行(RBA)が経済の低迷や住宅市場の問題発生に備えるため、必要としている現金を低金利で市中や金融機関へと融資していますが、ムーディーズはそれが十分かどうかは不明だと指摘し、家計部門への警戒感と国の負債対GDPの水準により、オーストラリアの経済プロファイルを「非常に強い」から「強い」ものに評価基準を下げています。

 

豪不動産市場への警戒事項

金融監督当局(APRA)が財政の安定を維持するために、必要に応じてさらなる措置を検討すると述べました。
住宅債務の伸びは家計収入の伸びを上回り、住宅市場および世帯バランスシートに関連するリスクが高まっています。
これは、家計収入よりも不動産購入による家計負債が増加していることになり、家計では負債の増加が進んでいることことに対して、RBAは警戒感を示しています。

経済がより速く成長することを望み、失業率を現在予測されているよりも少し早く下げたいが、しかし、金融政策を通じてそれを達成しようとすれば、人々はより多くの資金を借りやすく奨励されるため、住宅価格の上昇圧力がかかる。そのため、不動産価格の上昇は低い個人所得に対して賃料比率(家計債務の増加)が拡大し家計を大きく圧迫するので個人消費を低迷させる大きな要因となります。このことが現在のオーストラリアの大きなジレンマであることを表しています。

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